浮気と不倫の原因を見つけて解決を目指す
友人や会社の同僚に相談すると真っ先に否定されがちで一人で悩むことも多いことから、浮気や不倫の相談を受けた時の多くのケースは、大問題になっていることが多いです。
どのように仲直りするかが浮気や不倫の『解決』とは限りません。
彼氏彼女・配偶者など、第三者が浮気・不倫相手である場合、別れる・離婚することも解決ですし、場合によっては仮面夫婦をするのも解決となるケースもございます。
自分が浮気相手・不倫相手である場合は、自分が一番になりたいか・二番でいいかなどどこまで望むのかにも解決に向けたアドバイスが変化してきます。
弊所では秘密厳守を徹底し、原因を探し出し、『何をもって解決とするか』を、相談者様の話をお伺いしながら、方向性を決めていきます。
相談方法は、【電話相談】【対面相談】二つございます。
浮気・不倫の定義
不倫は法律問題(不法行為の構成)にもなるので浮気と比較して判断がつきやすいかもしれません。
しかし、浮気の定義は、結構分かれますので人それぞれですね。以下は一例です。どこからが浮気でしょうか?
- 異性と親しげに話をしたら
- 異性と二人で出かけたら
- 気持ちが浮ついたら
- 特定の相手からのスキンシップの受け入れ
- 手をつないだら
- 同じ部屋にお泊りをした(体の関係はない)
- 体の関係になったら
浮気の場合
弊所代表者個人としては、読んで字のごとく『3』からかなと思っています。
当然状況によって変化しますが、瞬間的に気持ちが浮ついてしまうのならまだしも、浮つきが継続して彼氏彼女よりほかの異性を優先してしまうことが多くなってしまえば、浮気と言われても仕方ないこともあります。
客観的に見て浮気と疑われるような行動は避けたほうが良いでしょう。
浮気はなんとなく程度の定義しか存在しない為、どこからが浮気というの彼氏彼女と話し合っておくのもありだと思います。
ちなみに、浮気したことが周囲に知れれば、周囲の人の評価は下がりますが、以下に記載する浮気で損害賠償や慰謝料の請求は難しいです。
恋愛は原則自由であるためです。
あまりにも浮気がひどい場合は、恋愛関係を継続するか継続しないかをはっきりしたほうが良いかもしれません。
不倫の場合
不倫の場合は法律で範囲がある程度範囲が確定されているので浮気と比較してわかりやすいです。
以下のことは民法に記載があります。
※下記の条文以外にも考慮要素がたくさんあるのであしからず。
第770条
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う
まず、不倫は、民法770条1号の「不貞な行為があったとき」に「離婚の訴えを提起することができる」としています。
不貞行為(体の関係)があった場合、違法(不法行為)であるとして離婚対象になるわけですね。
そして、不法行為に該当する770条1号違反に対して、709条の「法律上保護される利益を侵害した」不倫をした側に損害賠償や慰謝料請求できるようになります。
※離婚の「訴えを提起することができる」と書いてあるので、不貞行為をもって適法に裁判することができるだけで、必ず離婚できるわけでないことに注意が必要です。
不倫を許すことができず、離婚する決意が固いなら調査・法律による措置などを実行するのはやむを得ません。
不倫の場合は、婚姻関係(又は準ずる状態)を継続したいなら、探偵を雇って調査する・法律で攻撃等をすることはお勧めできません。
しかし、婚姻関係等の継続は難しくなってしまいます。探偵調査による報告・法律による措置をされると『敵』と認識しやすいからです。
不倫されてもまだ別れたくないという気持ちがあるときは、きちんと話し合ってお互いの気持ちを大切にしたうえで、どのように婚姻関係等を継続するか考えて・行動する必要があります。
浮気・不倫の兆候
兆候は、浮気・不倫共に同じようなことが起こります。
- いつも同じような時間・曜日に連絡が取れない
- 帰らない日が出てきた・帰らない日が増えた
- スマホを常に持ち歩いている
- スマホを見られないようにするようになった
- ロックしてなかったスマホが急にロックするようになっている
- 身だしなみに普段以上に気を遣うようになった
- ファッションなど見た目が急に変化した
- 女性なら化粧が変わった
- お金の動きが激しい
- お金の動きを隠したがる
- 急に残業・休日出勤・出張が増えた
上記は一例として挙げましたが、普段から彼氏彼女・夫婦で会話していないと上記の判断ができません。
兆候から判断基準を立てるには、普段から相手の関心に関心をもって、話しをすることは非常に大事ということです。
浮気と不倫の疑いと信頼
なんでもかんでも浮気・不倫を疑うと自分がイライラしてしまうし、自分も相手も疲れてしまいます。
しかし、怪しいのに我慢し続けるのも気分的に非常につらいです。
原則は彼氏彼女・夫婦を信頼すること。
参考ブログ記事:アドラー心理学 – 信頼と信用-修復方法 >>
ただし、我慢が限界に達する前で、浮気・不倫の兆候に『あからさま』に当てはまる場合は、強めの口調でなく、まず話し合ってみてください。
疑いの段階では、相手の対応(態度)によってどのように解決していくか検討していく必要があります。
浮気・不倫の謝り方
浮気や不倫をしてしまった場合、素直に謝ること。
土下座とか激しい態度は不要です。
どんなことをしてしまったかを理解して、ひたすら誠実に謝ること。
そして、追求する側も『あなたが悪い』と攻撃的な態度にならないように注意することです。
攻撃してしまうと、ほんとに謝りたい気持ちがある場合においても、追求される側のイライラを誘発して、逆切れ ⇒ ケンカへと発展してしまい、修復が困難になっていきます。
『誠意を見せて!(曖昧な何かを要求)』、『謝ってる感じがしない!(マウント取り)』や、『謝ってるからもういいだろう!(言葉だけで済むと思っている)』を言ってしまうことはなるべく避けたいところです。
お互い感情的になりやすい気持ちもわかります。
できる限り、冷静に話し合えるようにしましょう。
冷静になれない場合は、いったん外に出て散歩をするなどして落ち着けましょう。
浮気・不倫の原因
浮気や不倫の原因は『異性が好き』『行為が好き』『他に好きな人ができたから』など単純な理由だけには限られません。
彼氏彼女・夫婦の愛情が不足していたり、愛情の感じ方・与え方、生育歴、ストレス発散方法その他さまざまな理由が考えられます。
浮気や不倫の原因の中で、とくに被害者側が辛くて悲しい、恋愛依存症やセックス依存症の場合、『恋するのが好き』『行為をするのが好き』ではないケースの方が多く、生育歴+愛情を欲する結果としてこのような依存症となってしまうことがあることがよくあります。
話し合って原因を見つけて何らかの対策(浮気や不倫の直接抑制ではない方法)をとることで浮気性だった人が急に改善することもあります。
話し合いで解決しない場合や根本的な原因を探すときは、非常に高度な知識と技術を要する為、臨床心理学・恋愛心理学など多角的な面から恋愛カウンセリングで詳細分析することも必要になってきます。
場合によっては、心理療法で本格的な改善を目指す必要もあります。
浮気・不倫で別れたい?別れたくない?
浮気や不倫で別れたいか、別れたくないのか。
過去の相談の中では、相談してきたときであっても『どうすればいいかわからない』というケースも複数あります。
浮気や不倫の相談時は、気持ちの整理がついていないことも多くあります。
相談時は落ち着いていなくても構いません。
相談していくうちに、別れるか別れたくないかの気持ちが具体化してきたり、少し様子を見るなど客観的に物事を見れるようになってきます。
急いで結果を出さないことも大切であることを忘れずに。。。
約束・法律で気持ちは縛り切れない・予防方法は?
浮気や不倫の定義で法律で民法の離婚原因と不法行為について触れましたが、損害賠償や慰謝料請求は、結果に対する終局的な対処であって、気持ちを法律で縛ることは不可能です。
心理面でできる予防は、『浮気・不倫は絶対に許さない!!』『浮気・不倫をしない約束』などの直接抑制は効果がありません。
もめるだけで終わってしまうケースが多いです。
予防方法としては、話し合いによる方法が一番効果的で、相互の気持ちを大切にする愛情が大事であり、恋愛関係においてお互いの適切な部分を調整していくことが必要です。
電話相談がおすすめ
相手の気持ち、自分の気持ち、愛情の伝え方・受け取り方・与える側の気持ち・受け取る側の気持ち、これらに伴う行動、その他さまざまな環境や状況など、どのように対応すればいいかわからない場合は、まずはページ下に常に表示されている『電話で相談する』より、まずはご連絡ください。
浮気・不倫の相談・カウンセリングは、感情の読み取りができないメール相談は不向きになります。
そして、特に強い守秘義務が発生するとともに、顔を知られたくない・名前も住所も知られたくないという方が多いので、電話での相談・カウンセリングがおすすめです。
夫婦生活や夫婦関係であれば、夫婦相互の意見を同時にお伺いできる状況であれば、対面相談(zoom等含む)が望ましく、夫婦問題が早期解決しやすくなります。