失恋とうつの克服方法について
記事の著者:ワイエスハートケア代表者
失恋を体験すると、うつ傾向になる方が多いです。
そのままうつ病になるケースも珍しくありません。
何もしたくない、ただただ、寝て過ごしたり、お酒を飲んで過ごす。
失恋のショックからやる気が無さ過ぎて仕事を辞めてしまうケースもあります。
今回は、失恋からうつになって何もする気が起きなくなったとき、できる限り早く立ち直って克服する(気にならなくなる)方法について男女別でお話していきます。
失恋のうつになりやすい特徴
失恋時はうつっぽくなるもの
まず、失恋による大きなショック(気持ちの落差)大きいことからうつ(ネガティブ感情)っぽくなるというのは避けられないことが多いです。
好きであるほど、信頼しているほど、裏切り行為が悪質なほど失恋のショックは大きく、メンタルへのダメージは大きく、気にならなくなるまでに時間がかかりやすいもの。
何かをきっかけとして、急に吹っ切ることができたときはラッキーですが、長引いたときは厄介なことになる場合もあります。
それが失恋うつです。
失恋うつになりやすい人の特徴
思い込みの激しい人(すごく好きでいてくれていると思っていたけど、実はそうでもなかったときのショック)や、抱え込みやすい(誰かに話しても解決しないから・・・)人は、失恋うつになりやすく、失恋うつから脱出するのに時間のかかる傾向の強いタイプです。
依存度の高い人や『わたしなんて・・・でも・・』という自己否定タイプの方は失恋打つが長引く場合と、さっと気にならなくなる人の差が極端です。
依存度の高い人は、他の依存先が見つからなければ長引きます。他方、依存先が見つかればそれでいいというケースもあります。
失恋うつへの移行
片思いでフラれたあとやそんなに好きではなかった人と別れたなどの場合は一時的な失恋うつで、失恋から数日~2週間くらい放っておけば気にしなくなり始めます。
失恋うつ自体は誰でも経験する可能性を秘めているわけですが、なるべくおおごとにならないようにして早く気にならなくなるようになりたいと思います。
まずは症状について確認しておきましょう。
- やる気が出ない
- 眠れない
- 情緒不安定
- 仕事で凡ミスが頻発
- 勉強が手につかない
よくあるうつ症状や不眠症状です。
希死念慮が発生した場合は、うつ病と診断されることがあり、早急に医療機関の受診やうつの心理カウンセリングを受けた方がよいでしょう。
先に心理カウンセリングを受けた場合は、状況により、医療機関の受診を進められることがあります。
早期克服方法
自力で克服ココロ
うつ傾向に移行しても、よくあるネガティブ感情であるため、抗不安薬や抗うつ薬などの精神疾患の薬や睡眠薬が必要になることはほとんどありません。
うつ病へと移行するなど重症化した場合を除き、投薬は控えてください。
薬を使用すると、失恋するたびに自力で克服して強くなるという人間本来の機能が低下して、薬への依存度が高まって危険です。
克服する至る前の男女共通事項
失恋のショックが起きる~うつっぽくなるというのは流れとして、個別に長短はあれど、ほぼ発生するものです。
失恋してショックを受けた時と回復に向かう前の男女共通事項として何もやる気が出ないけど、何度なく過ごしている時期が存在します。
最低限しかやる気の出ない期間は非常に大事です、仕事や学校でも休めるなら休みます、もちろん勉強も頑張りません。
この時、心の中で整理している時期になりますので、個人別で、何かをして気にならなくなるのが早まる場合を除き、何もしない方がよいです。
そのうち今回の失恋うつを克服するために何らかをきっかけとして立ちあがる日が来ますので頑張らず、流れに逆らわずにのんびり過ごしましょう。
男女別の克服方法
上記ピンクの下線部の「何かをして気にならなくなるのが早まる場合」についての男女別のお話です。
男性の場合
夢中になれるものを見つける
男性は女性と比較して、執着心が強い傾向があります。
失恋して回復にいるまでに時間がかかったり、問題が発生しやすいのはこのためです。
この執着心を利用し、失恋相手への執着を他のものへ執着を移すことができれば失恋打つからの早期回復が可能になります。
スポーツでも勉強でも構いません。もともと趣味がある方は失恋うつ脱却の助けになるでしょう。
モヤモヤしたときに外に出て全力疾走するだけでも効果としては十分です。
他の女性に夢中になる
上記と比べてハイリスクハイリターンです。
他の女性を好きになって付き合うことは、うまくいけば、即効性抜群で、失恋うつから一気に復活します。
うまくいかなかったときはメンタルのダメージがさらに蓄積されてしまうこともあります。
女性の場合
失恋直後の対応
女性は感情優位であるがために、失恋直後のショックが一番大きい失恋直後のケアが大切です。
共通事項の『何もしない』場合はやる気がないという気持ちに従って何もせずそのままほっとくだけで、自分の気持ちを整理し、自己完結し、回復することが多いです。。
弊所で失恋うつの相談を受けていて感じた点としては、確率としては高いわけではありませんが、男性と比較した場合において希死念慮が発生することが多いことです。
上記「失恋うつへの移行」でお話しした通り、早急に医療機関の受診もしくはうつ病に強いカウンセラーの心理カウンセリングを受けることをお勧めします。
誰かに話す
男性は問題解決思考ですが、感情の問題解決というのは非常に難しくなかなか失恋のショックから脱却できないわけですが、女性の場合は、ただただ、誰かに話を聞いてもらうことで自分の中で心(感情)の整理をつけ、失恋うつ克服が早まります。
まとめ
一般的には失恋しても自分で心を整理して快方に向かうことが多いわけですが、ショックが大きくて失恋うつとなった場合や、失恋の内容が難しい問題であったり、複雑な関係による失恋であれば、専門家による対応が必要になることもあります。
うつ病に移行すれば、医療機関等の受診が必要になるかもしれませんので、客観的に自身を見つめなおしたり、友人に相談して早く心が落ち着けるようにしていきましょう。
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