信用と信頼の違いと信頼関係の修復(回復)方法

アドラー心理学に限らず、臨床心理学や恋愛心理学でも話が出る議論ですが、アドラー心理学では特に「信用」と「信頼」を明確に分けています。定義自体は確立されていませんが、考え方が明確に分けられています。

 

今回のブログでは、アドラー心理学講座で必ずディスカッションして分ける大多数の回答を元に信頼と信用の違い、そして信用性の回復と信頼関係の修復について解説します。

  1. 信用とは
  2. 信頼とは
  3. 信用性の回復方法
  4. 信頼関係の修復方法

信用とは

アドラー心理学における「信用」とは、条件付きで相手方を信じることです。

典型例は契約です。

 

契約は、権利と義務(債権と債務)を記載することが多く、お互いに何らかの条件を付けることで成り立ちます。

例でそれぞれの視点から考えます。

 

例1)Aくんは、中古車をBくんに売った

⇒Aくんは、中古車をBくんに引き渡す義務(債務)と、Bくんから代金を受け取る権利(債権)があります。

⇒Bくんは、Aくんから中古車を引き渡してもらう権利(債権)と、Bくんに代金を渡す義務(債務)があります。

 

例2)Cくんは40,000円を支払ってアドラー心理学講座を受講しました。

⇒定められたお金(紙やコイン)を渡すことで、アドラー心理学を受講する権利(権利)を得ることができました。お金そのものに価値(社会的交換価値)があり、社会的に絶大な信用があります。

 

このように信用には、何かの条件に基づいて何かを得たり、何かをしてあげたり、何かをすること等ができます。

信頼とは

続いて、「信頼」とは、信用の逆で、条件がない(条件の不存在)にもかかわらず、相手方を信じることです。

 

典型例は、親子関係です。

 

親子関係には契約が存在することがほとんどありません。仮に親子関係に契約関係多数持ちだしたら、信頼関係の構築がうまくいかず、ギスギスした関係になり、子供の成長に多大な悪影響が発生するでしょう。

 

親子関係に条件を付けると、子供は成長過程で、他者との人間関係がうまくいかないことが多くなったり、人間関係において問題が発生しても解決せずに人間関係を避けることが多くなります。また、俗にいう、「空気が読めない」などの周りからの目線が冷たくなることがあります。

 

ですので、育児方法に強いアドラー心理学では、親子間における、「※相互の対等関係」として信頼関係構築を非常に大事にしています。

※相互の対等関係とは・・・要約してお話ししますが、アドラー心理学用語としてよく用いられ、「ヨコの関係」ともいわれます。
能力差や経験値差などは含まず、年齢差や性別、上司と部下の立場にかかわらず、人はみな、人として対等関係であり、人として他者を侮辱したり、傷つける誹謗中傷は許されない、相手を尊重するというものです。

信用性の回復方法

信用性の回復についてですが、これは一般論としてはそんなにむずかしいものではありません。

 

条件付きですので、信用性の回復に当たり、あまりにも義務履行に対して不誠実(お金を払わないことが複数回にわたり続いているなど)の場合には、信用性の回復ができずに信用関係(契約等)は終了します。

 

信用性の破壊は、義務を誠実に履行(実行)しなかったときに発生するので、義務を怠ったときは速やかに義務を果たし、義務を誠実に履行を継続すればいずれ回復します。

 

もし、速やかに対応できない状況。

例えば、新型コロナウィルスの影響で家賃の支払いが滞るのなら、家賃の支払いはいつから再開できるのか、支払う気持ちがあって、毎月すこしずつでも支払い、計画を立てて家賃の支払いを遅れのない状態に持っていくことで信用性が回復します。

 

アドラー心理学においても、逆切れなど(非建設的)な対応をせず、適切に(誠実)に行動していくことが大切としています。

信頼関係の修復方法

信頼関係の修復については、アドラー心理学における行動が、より強く求められます。

 

夫婦生活で、配偶者が不倫をした場合、不倫された側に何かプレゼントをして償うというケースが見られます。

このプレゼントは条件付きなので、信頼性の修復に至ることはありません。不倫したら「何か上げればいい」「何かしてもらえばいい」という関係に陥って「優劣関係」になってしまい、信頼関係の修復どころではありません。

 

仮に、不倫関係の清算としての償いをして、信頼関係の修復を目指すというのであれば、例えば、不倫相手との連絡を絶って、絶っていることを継続しているということを証明(スマホやパソコンにロックをかけず、履歴を不意に見られても平気な状態にするなど)し、仕事等が終わったら真っ先に帰って家族関係を大切にする、過度にならない程度に家事育児を手伝うなどします。

この際、一方配偶者がマウント取りを行ってしまうと信頼関係修復ではなく、信用(条件付き)に変化することがあります。

 

巷で話題の件を例に挙げると、「アンジャッシュの渡部さんの不倫騒動」において、佐々木希さんは、現時点離婚しないようですね。

この信頼関係の修復は簡単ではない(信頼関係の破壊の度合いが大きい)ですし、渡部さんの佐々木希さんへの信頼関係修復には時間がかかります。

そして何より、信頼関係を破壊された側の忍耐と許す心(我慢の度合いが大きく、許すことが簡単ではない)も必須になり、非常に大変なことです。

 

 

このように、信用性の回復と比較して、信頼関係の修復は大変難しいわけです。

ですので、信頼関係が壊れないような気遣いは最低限必要ですし、もし壊れたら、信頼関係の修復にはめちゃくちゃ誠実な行動を見せていきましょう。

 

とにかく口動かすより、行動で示しましょう!

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